そろばんコンクール
そろばん教室では検定とは別にそろばんコンクールというものがあります。
各協会により実施時期や実施種目などは異なります。
この記事では私の教室が所属している全国珠算連盟主催のそろばんコンクールについて書いています。
そろばん教室に通われている方で「いしど式」の教室の生徒さんや保護者様、
もしくはそろばん教室に興味がある方に向けた記事です。
ぜひ参考にされてください。
1.そろばんコンクール内容
全国珠算連盟のそろばんコンクールは年に2回実施されます。
そろばんコンクール概要
1回目は2月頃、2回目は8月頃
※開催日程は各教室にて異なります。
1回目のそろばんコンクールの決勝大会が7月に開催されます。
種目は乗算・除算・暗算・見取算(各250点×4種目=1000点満点)
4種目合計点数で全国順位、学年順位が出されます。
レベルにより5クラスに分けられ、問題も異なります。
珠算8級合格以上のお子さんが対象になります。
2.そろばんコンクールに向けての取り組み
そろばんコンクールと通常検定の大きな違いは問題数の多さです。
通常検定・・・かけ算・わり算:20問、見取算10問
そろばんコンクール・・・かけ算・わり算50問、見取算25問
計測時間はそれぞれ10分です。
そろばんコンクールは復習内容を含みます。
例えば
Dクラスの問題は9級(2桁×1桁)→8級(3桁×1桁)→7級(2桁×2桁)というように、だんだんレベルが上がっていく問題構成になっています。
そのため、そろばんコンクールに向けての練習では
①復習内容のやり方の確認→答えの読み方、解き方を思い出す
②いかにたくさん問題をとくか→スピードアップの技を磨く
この2点を重点的に指導していきます。
3.そろばんコンクールの価値(先生目線)
そもそもなぜそろばんコンクールがあるのか、先生目線で考えを述べてみます。
最大の目的は子どもたちの意識改革だと思っています。
検定の問題は慣れてくれば全部解いて、時間が余る子が出てきます。
もしくは合格点取ればいいという気持ちもあり、速く解くより正確に解く方を重視します。
しかし、そろばんコンクールは50問あるのでほとんどの子は解き終わりません。
10分間、ひたすら解き続けるという状態になります。(←いつも以上に集中力が持続します)
当然見直す時間もありません。
1回で正確な答えにしないと点数にならないので速く正確に解かなきゃと意識が変わります。
そうなるとスタートの仕方、答えの書き方、そろばんの弾き方、すべてのスピードが上がります。
また、そろばんコンクールは練習すればするほど点数が上がります。
復習問題も多いので、慣れてくればどんどん解けるようになっていきます。
検定問題より練習の成果がはっきり表れます。
練習すれば上手になる、という成功体験を感じやすく、それが子どもたちの自信とモチベーションへとつながっていきます。
そろばんコンクールを経験することで子どもたちが随分変わります。
そろばん達人の道に向け一歩進む感じです。
精神面でも成長を感じます。
2月のそろばんコンクール、本番まであと2週間くらいです。
がんばっていきます🤗。
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