いま、なぜそろばん?そろばんは何のため?
子どもの新しい習い事が増えています。
もともとあったスイミング・ピアノ・お習字・英会話に加え、最近はプログラミング・速読・体操教室・バレエ・サッカー・パズル教室など。
子どもの数が減っていくのに反比例して習い事の種類はどんどん増えています。
そしてどの習い事もそこに通って教えてもらわなければ、習得が難しい習い事です。
ではそろばんはどうでしょう🤔
そろばんを弾いてすることは計算です。
計算方法は小学校で習いますし、電卓やスマホがあれば答えは出せます。
しかし、今そろばんは再ブームが来てます。
この記事では、令和の時代のいまこそ、そろばんをする目的と理由について書いています。
そろばんに興味がある方、そろばんはもう古いと思ってる方にもぜひ読んでいただけたらそろばんに対するイメージが変わるかもしれません。
①そろばんをする目的 昔と今は違います。
そろばんをする目的が昔と今では大きく異なります。
3つの時代で説明します。
かなり昔:江戸時代
そろばんは「読み・書き・そろばん」と言われるように、江戸時代では庶民の多くの人が生活の中で使っていました。
江戸時代
このころの目的は、そろばんを使えるようになること。
使えないと商売や生活に支障をきたします。
まさに現代のパソコンのような感じです。
昭和の中ころ~、子どもの習い事=そろばんといわれる大人気時代があります。
私が習っていたときも近所や同級生がたくさん習っていました。
今から60年くらい前:昭和時代
昭和の中ごろ(1960年~
このころの目的は、資格取得
つまり珠算〇級を取得することで履歴書にかくことができ、就職にも有利になる、という目的で習う子が多くいました。
現在、電卓の普及やITの進化により珠算〇級取得の価値が以前と変化したことは事実です。
令和時代:現在
最近では
最近のそろばんを習わせる目的は脳力開発です。
脳の働きが解明されてきたことに合わせて、脳力開発のツールとしてそろばんが再注目されているのです。
②そろばん教室の変化
令和版、そろばん教室について紹介します。
目的が変化したことに応じて、教室側も大きく変化しています。
①検定取得は目標であり、目的ではない
検定の意味合いが変化したとはいえ、子どもたちは級の取得を目標として検定試験を積極的に受検します。
合格することを目標にして練習することにより様々な力を身につけさせることを目的として指導しています。
②暗算力の強化
珠算式暗算はそろばんの珠をイメージして計算する方法です。
実物のそろばんを動かすように頭の中で動かして計算するので右脳を活性化する計算法と言われます。
電卓や紙やえんぴつなど、道具を一切使わず計算できる、そうなると勉強だけでなく日常生活の中でも大いに活用できる力になります。
③タブレットやPCのIT機器を数多く導入
今は小学校でも1人1台のタブレット時代、実はそろばん教室もタブレット導入している教室が数多くあります。
そろばんという昔ながらの道具とタブレットとの相性はとてもよく、これまで紙ベースだったテキストが入ったアプリや、フラッシュ暗算、読上算・読上暗算などの練習に使われています。
オンラインそろばん教室も数多くみられ、そろばん教室の大きな変化が起こっています。
④就学前の子もそろばんができる。
これまでのようにそろばんを小学生になってから始めるより、もっと早い年齢からスタートできるように、指導法、教材なども変化しています。
実際私たちの教室の最年少は3歳、4割くらいは園児~小学校低学年です。
人間の脳は3歳までに80%、6歳までに90%、12歳までに100%完成するといわれます。
まとめ
そろばんを習う目的は
昔:検定級を取得することにより、履歴書にかくことができ、就職に有利
ということから、
今:そろばんを脳力開発のひとつのツールとしていること。
またそろばんにより、これから社会を生き抜くために必要とされる非認知能力を高めることができる習い事です。
▼非認知能力の詳しい内容はこちら▼
こうしたことから、新しい習い事が次々と出てくる中、今も変わらず存続し再注目されるそろばん。
続くのにはきちんと理由があります。
そして、そろばん教室も昔のそろばん教室からは大きく変化しているといえます。
ぜひそろばんに興味を持っていただき、そろばんで能力開発していく子どもたちが増えることを期待しています😊
最後までお読みいただきありがとうございました😊
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