知らなきゃ損!大学受験スケジュール【親がやるべきこと】高2〜高3秋まで完全ガイド

はじめに:受験を終えた母からのメッセージ
昨年、娘が第一志望の大学に合格しました。受験が終わった今、思うのは——「親が知っておくべきスケジュール感って、意外と誰も教えてくれない」ということ。
学校の先生や塾の講師は勉強のことは教えてくれても、親が具体的にいつ何をすべきかまでは詳しく説明してくれません。私自身、手探りで情報を集めながら娘をサポートしてきました。
この記事では、私が実際に娘の大学受験を支えた経験をもとに、高校2年生のうちから知っておきたかった"受験のリアルな流れ"をまとめました。
✔️ 塾や予備校はいつから始めるべき?
✔️ 模試っていつ受けるの?どう活用する?
✔️ 推薦や総合型選抜ってどう関わればいい?
✔️ 親のサポートはどこまで必要?
そんな疑問を持つママ・パパの不安を少しでも減らすお手伝いができたら嬉しいです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
【高校2年生】ここが準備のスタートライン
親が意識すべきポイント
高校2年生の段階では、まだ多くの子どもたちに「受験生」としての自覚はありません。でも、だからこそ親が軽やかに道筋を示してあげることが大切です。
重要なのは「プレッシャーをかけずに情報提供する」こと。
進路相談や志望大学について「話題に出す」程度から始めて、子どもの反応を見ながら徐々に具体的な準備を進めていきます。
実際に我が家でやったこと
■ 高2夏〜秋:大学見学で志望校を具体化
「まだ早いかな?」と思いましたが、実際に大学を見ることで娘の意識が変わりました。オープンキャンパスの時期が合わなかったため、個別に学校見学の申し込みをして親子で訪問しました。
キャンパスの雰囲気や施設を実際に見ることで、「ここで学びたい」という具体的な目標が生まれたのです。漠然と描いていた夢が形になってイメージできるようになったという感じです。志望校が決まると、勉強に対するモチベーションも大きく変わります。
この経験の反省を活かして、現在高2の下の子については、今年の夏のオープンキャンパスの計画を早めに立てています。最近は予約制の大学が多く、人気の大学では抽選になることもあるため、4月頃から情報をチェックして申し込みの準備を進めています。

2025年6月;現在2校の大学のオープンキャンパス予約済み。1つの大学は6月に開催されます。場所によっては飛行機やホテルなどの予約もあるので、早め早めに計画を立てていくことが重要です。
■ 高2冬:本格的な受験勉強の環境づくり
それまで本格的な受験勉強はしていませんでした。幸い、娘の学校は進学クラスで非常に面倒見のいい先生方がそろっており、塾に通わなくても充実した受験指導を受けることができました。
個別指導や添削指導、夜遅くまでの学習サポート、土日の学校開放など、まさに塾以上の環境が整っていたのです。
ただし、すべての学校がこのような環境にあるわけではありません。もしお子さんの学校でこうしたサポートが少ない場合は、塾や予備校での環境づくりが必要になると思います。重要なのは、子どもが集中して学習できる環境を確保することです。
この時期の親のサポートのコツ
- 情報収集は親が先行して行う(子どもに押し付けない)
- 複数の選択肢を用意する(「A大学かB大学、どちらに興味ある?」)
- 子どもの反応を見ながら距離感を調整する
- オープンキャンパスは早めの計画が必要(予約制・抽選制の大学が増えている)
参考記事▼
【高校3年生・春〜夏】最大の分岐点!勉強のギアを上げる時期
親がやるべきサポート
高校3年生になると、いよいよ受験が現実的になってきます。この時期の親のサポートは非常に重要です。
■ 模試・判定結果を「正しく」読み取る
娘の学校では模試を非常に多く受ける方針で、高3の夏頃までは月に2回模試という月もありました。記述式模試は10月頃まで、それ以降はマーク模試中心という風に、学校側が受験時期に合わせて計画的に準備してくれていました。
模試の結果に一喜一憂するのではなく、データを正しく読み取ることが大切です。私が学んだのは以下のポイントです:
- 偏差値だけでなく、順位や受験者数も確認する
- 判定は参考程度に捉え、苦手分野の把握に重点を置く
- 複数回の模試の推移を見て、成長を確認する
頻繁に模試を受けることで、娘の成績の推移がよく分かり、春は思うような結果が出なくても、夏に向けて着実に成績が伸びていることが確認できて、親子ともに安心できました。
学校でこれほど多くの模試を受ける環境がない場合は、外部の模試を積極的に活用することをおすすめします。
■ 受験パターンを整理する
現在の大学受験は非常に複雑です。一般入試だけでなく、学校推薦型選抜、総合型選抜など、様々な入試方法があります。
我が家でも、娘の成績や性格を考慮して、複数の受験パターンを検討しました。最終的には年内合格を目指しつつ、一般入試の準備も並行して進めるという戦略を取りました。
■ 過去問を揃える
過去問は受験勉強の基本ツールです。志望校の出題傾向を把握するためにも、この時期には必ず揃えておきましょう。
夏休みの過ごし方
夏休みは「天王山」と呼ばれる重要な時期です。我が家では以下のことを重視しました:
■ 模試と過去問対策を中心とした学習←ここは学校にお任せでした。
基礎固めから応用問題まで、段階的に学習レベルを上げていきます。娘の場合、学校の先生方が受験に必要な各教科で個別指導や添削指導をしてくださったので、とても心強かったです。
もし学校でこうしたサポートが受けられない場合は、塾や予備校の夏期講習を効果的に活用することをおすすめします。
■ 生活リズムの維持
受験勉強は長期戦です。無理をして体調を崩さないよう、規則正しい生活リズムを保つことを心がけました。
■ 親子のコミュニケーション
勉強のことばかりではなく、適度にリフレッシュする時間も大切にしました。ストレス発散のために、時々一緒に映画を見たり、美味しい食事を楽しんだりしました。
【高校3年生・秋〜冬】ラストスパート、親も本気で動くとき
この時期のチェックポイント
秋から冬にかけては、受験準備が最も忙しくなる時期です。親のサポートが最も重要になります。
■ 願書・入試日程の確認
共通テスト、私立大学、国公立大学の入試日程を整理し、受験スケジュールを作成します。この作業は複雑で、親がサポートしてあげることが重要です。
■ 総合型・学校推薦型選抜の準備
9月から11月にかけて、推薦入試の出願時期が集中します。エントリーシートの作成や面接の準備など、親も一緒になって取り組みました。
■ 子どもの不安との向き合い方
この時期は受験生にとって最も不安な時期でもあります。親として、子どもの気持ちに寄り添いながら、精神的なサポートを行うことが大切です。
共通テストの準備
我が家の場合、年内合格でも共通テストの結果提出が必要でした。このため、年内合格が決まった後も共通テスト対策を継続する必要がありました。
また、学校の方針で国公立大学の前期・後期試験まで受験することになっていたため、長期戦を覚悟した準備が必要でした。
共通テストは1月半ばにあります。そして国公立受験生に必要な科目の受験となると朝から夜遅くまでの試験が丸2日間あります。
共通テストは気力と体力と忍耐力が必要な試験で、終わった後は本当に疲れ切っていました。
また、寒い時期なのでインフルエンザを始め、いろいろな病気が流行る時期でもあります。10月頃には家族全員の予防接種をし、年末年始は極力人込みを避けて過ごし、体調管理にはすごく気をつけました。
受験は家族全員の協力体制が必須です。
親ができる一番のサポートは「知っておくこと」
受験を終えた今、振り返って思うのは、親が先回りして"見通し"を持つことで、子どもに安心感が生まれるということです。
高2・高3と月日が進むごとに、「もっと早く知っておけば…」と思う場面が何度もありました。
情報は早くから持っている方が有利です。塾・模試・願書・学費…知らないだけで損することが、本当に多かったのです。
親のサポートで重要なポイント
- 情報収集は親が主導する
- 子どもの気持ちに寄り添う
- 長期的なスケジュールを把握する
- 複数の選択肢を用意する
- 適度な距離感を保つ
最後に
大学受験は子どもにとって人生の大きな分岐点ですが、同時に親にとっても成長の機会です。
完璧なサポートである必要はありません。子どもと一緒に学び、一緒に成長していく気持ちが大切だと感じました。
ぜひ、この記事を参考に、「いまできる準備」に一歩踏み出してみてください。きっと、親子で乗り越えられる受験になるはずです。
まとめ:受験は親子の共同作業
大学受験は確かに大変ですが、親子で力を合わせて取り組むみ、家族一丸となって協力することで、きっと良い結果につながります。
最も大切なのは、子どもを信じること。そして、親としてできる最大限のサポートを提供することです。
皆さんの受験が成功することを、心から願っています。
※この記事は実体験をもとに書いていますが、個人の経験談であり、すべての方に当てはまるものではありません。お子さんの状況に応じて、適切な判断をしてください。
参考記事




