宮崎神宮の「大晦日の大祓」静かに一年を締めくくれる“心の大掃除”
一年の締めくくりで神社にお参りするようになったのは、今から3年前。
「静かな気持ちで年を越したいな」と思って始めた習慣です。
ただ、今年の大晦日は少し慌ただしくて、参拝に行けたのは夕方。
宮崎神宮へ向かうと、ちょうど始まろうとしていたのが「大祓(おおはらえ)」という神事でした。
実は、その時点では詳しいことはほとんど知らず。
でも「どなたでも参列できます」と案内があり、せっかくの機会だし…と、思いがけず参加することに。
後から知ったのですが、この大祓は平安時代から続く、とても由緒ある神事なのだそう。
そんな歴史ある行事に偶然立ち会い、しかも参列させていただけたのは、本当に特別な経験でした。
静かな森の中で、心がすっと軽くなるような、不思議で温かな時間。
今日はその体験を、私なりの言葉でまとめてみたいと思います。

宮崎神宮・大晦日の大祓とは?
宮崎神宮では、毎年12月31日 16時から「晦日の大祓」が行われます。
場所は神門の内側にある大前斎庭(広場)。
参列はどなたでも参加可能で、事前予約も不要。時間前に神門内へ入れば参列できます。
所要時間はおよそ30分程度。
神職の方の先導で粛々と進みます。

大祓って何をする儀式?
大祓は、6月と12月の年2回行われる伝統行事。
大宝元年(701年)頃にはすでに制度として整えられていたと言われており、古来より多くの人に受け継がれてきました。
意味合いとしては、
半年分の罪や穢れを祓い、心身ともに清らかに整える
というもの。
宮崎神宮は、初代天皇・神武天皇ゆかりの「神武の杜」。
清らかな森の中で行われるこの神事は、「生命力を復活させる儀式」とも紹介されています。
大晦日は特に、
「今年の自分をそっと労わる時間」
そんな雰囲気があるんです。
実際の流れはこんな感じでした(体験レポ)
ここからは、私が参列したときの雰囲気も交えながらご紹介します。

16時前、宮司さんが一人ひとりに紙に包まれたものを配ります。

◆神門内に集まり、静かに儀式が始まる
開始前、神門をくぐると砂利の上に薦(こも)が敷かれ、祓具が整えられています。
それだけで背筋が自然と伸びる空気。
全国から送られてきた**人形(ひとがた)**も唐櫃に納められています。
人形(ひとがた)を使った申し込みの手順
大祓では、人形(形代)を通して自分や家族の罪穢を祓ってもらう申し込みができます。
- 案内状が届いている場合
- 当日参列で人形を納めたい場合
- 当日参列できない場合
◆人形(ひとがた)って?
これは自分の身代わりとなる紙の形代で、
- 身体を撫でる
- 3回息を吹きかける
ことで、災いや不調を移す意味があります。
「私もいろいろ溜め込んでたなぁ…」
そんな気持ちがふっと出てきました。

◆大祓詞の宣読
祓主が大祓詞を宣読し、大麻や切麻で
- 天地四方
- 参列者
- 人形
が祓われます。
静かでありながら、力強い時間です。
◆参列者自身も「自祓」
参列者も切麻を受け取り、自分で自らを祓います。
この瞬間、心も体も軽くなるような、不思議な感覚がありました。

◆菅麻を八つに裂く音
天津菅麻を八つに裂く所作では――
布を鋭く裂く「ビリッ」という音が静かな境内に響き渡ります。
この音が本当に印象的で、
「ここで一区切り」
そんなスイッチが入る感覚でした。
◆祓いの道具を川へ
儀式後、祓物や人形は大淀川へ。
(こちらは実際に見ることはありません)
・罪や穢れは水へ流し
・すべて手放す
そんな意味が込められています。
大晦日の夕暮れ。
静かで、清らかで、やさしい時間でした。

6月の「茅の輪くぐり」との違い
よく質問されるのですが、
- 6月:茅の輪くぐりあり
- 12月:茅の輪くぐりなし
となっています。
大晦日はくぐりませんのでご安心を😊

参列するときのポイント・準備しておくと安心
◆服装
特別な正装は不要ですが、
- 派手すぎない
- 清潔感のある服装
が望ましいとされています。
◆寒さ対策は必須
今年(2025年)の12月31日はそこまで寒くなく、コートやダウン姿の方は多かったものの、マフラーや手袋の防寒をしてる方はあまりいませんでした。
ただ、やはり夕方はぐっと冷え込んだ気がしました。
- コート
- マフラー
- カイロ
このあたりはあると安心です。
◆時間の目安
儀式:30分程度
+参拝や境内散策:30分
トータル1時間くらい余裕があると安心
◆家族連れもOK?
静かな儀式なので
✔小学生以上
✔落ち着いて参加できるお子さん
なら参列しやすいと思います。
大祓のあと、そのまま新年の空気へ
境内では初詣の準備も進んでいて、
- 大晦日の静けさ
- 新しい年を迎えるワクワク
その両方を感じられるのも魅力です。
初詣ほど混雑しないので、
✔人混みが苦手
✔静かに整えたい
そんな方にぴったり。

アクセス・基本情報まとめ
- 開催日:毎年12月31日
- 時間:16:00開始(約30分)
- 場所:宮崎神宮 神門内 大前斎庭
- 申込:不要(当日参列OK)
- 参加:どなたでも参列可
◆車で行く方は、帰りの渋滞に注意!
ここは経験談として正直にお伝えしたいのですが、大晦日の夕方〜夜は、宮崎神宮周辺がかなり混み合います。
私が参列したときも、
帰りは車の列がほとんど動かず、大渋滞に巻き込まれてしまいました💦
そのため、
- 神宮のすぐ近くまで車で入る
よりも - 少し離れた駐車場(近くの公共施設:県立図書館や文化公園・博物館周辺など)にとめて徒歩移動
のほうが、圧倒的にスムーズでストレスも少ないです。
夕方の空気を感じながら、少し歩いて向かうのもまた心地よい時間。
体力的にも無理のない範囲で、ぜひ“歩き参拝”を検討してみてくださいね。
こんな人におすすめです
- 一年を静かに振り返りたい
- 心の整理をしたい
- 新しい年を清らかな気持ちで迎えたい
- 家族で「一年の節目」を味わいたい
私はこの大祓に参列するようになってから、
大晦日が“ただ慌ただしい日”ではなく、
ちゃんと心を整える日
に変わりました。
もし今年、少し立ち止まって振り返りたい気持ちがあるなら――
宮崎神宮の大祓、ぜひ一度体験してみてくださいね。
新しい一年が、やさしく始まりますように🌿

