そろばんは効果ない…実は習い方が大事
そろばんを習っているけど、思うようにが成果が出ない、
そろばんを習ってるけど、あんまり意味ないかもしれない、
そんな風に思ったことはありませんか?
それ、もしかすると習い方が間違っているのかもしれません。
例えば、どんなにいい成分が入った化粧水でも使用量を間違うと思うような効果が得られないというのと同じで、そろばんにも計算力や暗算力がちゃんと身につく習い方があります。
この記事では、特に園児や小学校低学年の子どもたちがこんな習い方をするときっと効果が出るということについて書いています。
もちろん色んな要素や個人差があるので、絶対ではありません。
しかし、もし可能であればこうした習い方をするとそろばん習わせて良かった、そろばんってやっぱり力がつくと思ってもらえるのではないかと思います。
目次
1.そろばん習い始めの頃
2.園児・小学校低学年の間
3.ベストなコンディション
4.まとめ
1.そろばん習い始めの頃
そろばんは最初が肝心です。
そろばんの珠の弾き方、指使い、弾くときの姿勢が正しく出来ないと伸びが遅くなったり止まったりします。
そのため、最初の頃はどんどん進ませることを目標にしません。
正確に、丁寧に弾くことを目標としています。
ときどき、今日は何ページ進む、どこまで進むということを目標にしているお家の方やお子さんがいます。
目標を設定することはいいことです。
しかし目標が"速く進ませること"となると指使いがおろそかになったり、(最初の計算は簡単なので)そろばんを弾かずに計算して答えを出したり、何を身につけたいのか分からない状態になってしまいます。
また基礎テキストを家でどんどん進ませてくる子もいます。
もちろん家で練習をすることはとってもいいことです。
しかしここでも目標が”速くテキストを終わらせたいから”という取り組みでは伸び悩みます。
繰り返しになりますが、最初の頃は指使いの正確な習得が最も大切です。
新しい指使いは、教室で先生がいる前で練習しましょう。
家で練習する場合は新しい内容を進ませるのではなく一度解いたところをもう一度解く復習に力を入れるようにしましょう。
特に注意したいのは・・・
お家にそろばんを教えることができる方がいる場合です。
そろばんは弾き方や指使いが先生・教室によって違うことがあります。
先生が教える指使いと違う教え方をしてしまうと子どもたちは混乱します。
そのことが定着を遅くしたり、先生への不信感へつながる場合もあります。
自宅練習用テキストもあったりしますので家で練習するときは先生にご相談ください。
2.園児、小学校低学年の間
そろばんは早い時期から習わせた方がいい、
右脳開発という面から見ても絶対効果があると確信しています。
しかし、園児・小学校低学年の子どもたち自身が
そろばんで計算力をつけたい!能力開発したい!と意識高めで教室にくるかというとそうではありません。
だって、子どもだもん🤣。
そろばんが大好きな子でも、集中して問題を解く時間は短いです。
授業では休憩を入れながら進めていきます。
60分間しっかりそろばんできるようになるのはそろばん習い始めて2~3年経ってから。
小さい子は、そこまでくるのに時間が必要です。
そしてその間、客観的な効果は見えにくいのです。
最初から指導している先生たちから見るとすごく成長してると思うのですが、計算が速くなった、集中力や暗算力がついたというような、そろばんならではの効果はまだ出てない場合が多いです。
効果を感じ始めるのは検定を1回、2回受けるようになってから。
そこまで時間がかかるので、じっくり待ってもらう必要があります。
とっておきの裏技があります。
園児・小学校低学年でも、目に見える計算力・集中力・暗算力を比較的短期間で身につける方法があります。※短期間といっても1~2年はかかります。
それは、基礎テキスト時代~珠算6級くらいまで、できるだけ回数多く授業に来てもらうことです。
特に最初は指使いや弾き方を覚える大事な時期です。
1週間の間に何度も授業に来る子は、前回の内容を覚えているのですぐに新しい問題へ進めることができます。
もし忘れていたとしても思い出すのも早く、結果としてスムーズに進めていくことができます。
正答率もよく、どんどんできるようになっているという気持ちがさらにモチベーションを上げてくれます。
それに対し1週間に1回の授業になると、次来た時にはすっかり忘れてしまっている状態になります。
前回の内容が定着していないので、なかなか問題が進めず子どもも「難しい…」と気持ちが下がってしまいがちです。
週1の授業と週2の授業は回数は2倍の違いですが、数年後の差は何倍にもなっています。
もちろん、他の習い事の兼ね合いや送迎や月謝も関係するので簡単におすすめできませんが、こういった裏技を使うと圧倒的な速さで効果を実感することができます。
あくまでも個人差はありますが、園児・小学校低学年の子どもたちには有効な裏技であると実証済みです。
3.ベストなコンディション
これはどんな習い事にも共通すると思います。
園児・小学校低学年の子どもたちは、当然まだ幼いです。
幼い子は身体的なコンディションが非常に重要です。
眠い、暑い、疲れている、お腹が減っている、お腹いっぱいなど、少し大きくなると我慢して頑張れるようになりますがそれがまだ難しい年齢です。
眠いときは大泣きしちゃいます😭。
習い事の効果を上げるために、習い事に来るときベストなコンディションで来ることができれば、そうでない時より確実にパフォーマンスが上がります。
そのために何か特別なことをするというわけではなく、
・習い事は決まった曜日・時間に通い、習慣化する。
・夜寝る時間やお昼寝の時間を考える。
・外遊びやおやつの時間を考える。
・前もってスケジュール(いつ何の習い事があるか)や習い事の道具の確認をする。
というようなことができれば、子どもたちは大体笑顔で教室に来ます。
毎回は難しいかもしれませんが、年齢やそろばんの上達と共に頑張りきる力はついていきます。
園児・小学校低学年の間は大人が管理して気を付けてあげたいところです。
お腹減ったらみんなイライラしちゃうよね。
4.まとめ
そろばんの正しい習い方は
1.最初の目標は正確に、丁寧に弾くということ。
2.効果が見えるまで時間がかかると心構えしておくこと。(裏技あり)
3.ベストコンディションが必要であること。
これは色んな要素や個人差があることです。
そのため全員に絶対おすすめします!ということはではありません。
そろばんの効果をできるだけ早く、できるだけ大きく実感していきたいという方にとって1つの情報として活用していただければと思います。
そろばんやっててよかった、そろばん最高!と思う方が増えればそろばん先生としては何より嬉しいです😊。
応援はげみになります🤗
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“そろばんは効果ない…実は習い方が大事” に対して4件のコメントがあります。