ブロッコリー指定野菜とは?野菜の昇格のしくみ
お弁当の彩り担当、ブロッコリー。
この記事では身近な野菜の1つ、ブロッコリーが昇格したについて書いています。
ブロッコリーが好きな人も、別にそうでもない人もブロッコリーの見方が変わるかもしれません。
1.ブロッコリーのニュース
ブロッコリーが「重要な野菜」に昇格しました👀。
お弁当用として、常に冷凍庫にスタンバイしてるブロッコリー。
突然スポットライトが当たってビックリです。
そもそも、指定野菜とか特定野菜って何?
野菜にそんな格付けが行われているとは思ってもいませんでした。
2.指定野菜とは
ここで話題になっている指定野菜とは何なのでしょう。
指定野菜とは
・”野菜生産出荷安定法”に指定された野菜の種別(14品目 )のこと。
※指定野菜を栽培する産地も決まっている。(893産地 2023.5時点)
種別は野菜の中でも特に消費量の多いものを、産地はその野菜を毎年作る規模の大きな産地を、それぞれ国が定めています。(1966年「野菜生産出荷安定法」)
指定野菜14品目はこちら
葉茎菜類:キャベツ、ほうれん草、レタス、ネギ、玉ねぎ、白菜
果菜類:きゅうり、ナス、トマト、ピーマン
根菜類:大根、ニンジン、里芋、ジャガイモ(馬鈴薯)
野菜の収穫は天候の影響を多大に受け、市場への供給量もそれにより変動します。
そしてその影響は価格変動に激しく反映します。
この野菜指定産地制度はこれを避け、野菜の安定的な供給を確保することを目的として設定されています。
指定産地には、指定野菜の出荷数量における2分の1以上を指定された消費地域に出荷する義務が存在します。
一方で、出荷価格が一定以下に下落した場合は「野菜指定産地制度」により補給交付金が支給されます。
生産者、消費者の両方にとって大事な制度ですね。
ちなみに特定野菜とは・・・
特定野菜とは指定野菜に準じた重要性を持つ野菜のこと。
※ブロッコリーは今、特定野菜です。
この特定野菜についても「特定野菜等供給産地育成価格差補給制度」があり、価格が大幅に下がった場合には価格差を考慮した補給金が交付されます。
特定野菜35品目はこちら
葉茎菜類:小松菜、チンゲンサイ、水菜、春菊、ミツバ、ブロッコリー、カリフラワー、セロリ、アスパラガス、ふき、ニラ、わけぎ、にんにく、らっきょう、茗荷(みょうが)
果菜類:かぼちゃ、にがうり、ししとうがらし、さやいんげん、さやえんどう、グリーンピース、スイートコーン、空豆、枝豆、オクラ
果実的野菜:イチゴ、メロン、スイカ
根菜類:カブ、ゴボウ、れんこん、山芋、サツマイモ
その他の野菜:生姜、生しいたけ
農林水産大臣が定めた野菜29品目と、県知事からの申請により定められた特認野菜6品目
3.ブロッコリーのいろいろ
・ブロッコリーの栄養価は非常に高く、がん予防のために食べた方がいい野菜の1つと言われています。
ブロッコリーに含まれているスルフォラファンは、イオウ化合物の1種で強力な抗がん作用があります。
最近では、ブロッコリースプラウト(ブロッコリーの新芽)がスーパーなどに出回っていますが、これにはブロッコリーの20倍ものスルフォラファンが含まれています。他lこも、カロテン、ビタミンB群、ビタミンC、E、鉄、葉酸なども含まれています。
・一世帯あたりブロッコリー消費量の全国平均は野菜の中で14番目に多い年間3,844g。(家計調査2016)
消費量の多さも昇格の要因になったようです。
ちなみに…最も消費量が多いのは神奈川県で4,993g。2位は東京都で4,948g。
彩りもよく、グラタンやシチューに入れても、ゆでてそのまま食べてもおいしいブロッコリー。
これからますます活躍しそうな予感です。
ブロッコリーぼくも大好き💕
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