園児も挑戦できる検定試験 珠算検定
※この記事での検定とは全国連(全国珠算連盟)での検定を想定しています。
他の協会の検定とは異なる部分がありますのでご注意ください。
子どもの検定試験といえば英検・漢検・数検が有名です。
検定試験の特徴は学年や年齢に関係なく受検することができるということ。
そろばんにも検定試験があります。
そろばんの検定も年齢や学年に関係なく、取得できる検定です。
そろばんスタートの低年齢化が進んでいる今、園児の間に珠算検定に挑戦し合格する子が増えています。
この記事ではそろばんの検定試験を受けるまでの道のりを説明しています。
どんな資格も持っていて悪いことはありません。
そろばん習っているお子様はもちろん、そろばんに興味がある方の参考になればと思います。
初めての珠算検定はこういう感じです。
(全国珠算連盟)珠算検定は9・10級からスタートします。
※他の協会は異なります。
初検定の内容
9・10級といっても1つです。
種目は乗算(かけ算)・見取算の2種目
2つの種目のうち、両方合格点で9級合格。
2つの種目のうち、1つだけ合格点で10級合格となります。
※この級の合格点は60点です。
つまり、
かけ算・見取算両方とも60点以上取れた→9級合格
かけ算は100点・見取算は50点だった→10級合格
かけ算・見取算両方とも50点だった→不合格 となります。
そして、
9級合格→8級の内容へ進みます。
10級合格・不合格→再度9級の練習(今までと同じ練習)→もう一度9級受検 となります。
乗算(かけ算)は九九表なしで計算します。
つまり、初検定を受けるにはかけ算九九を覚えることが最低条件になります。
そろばんは基礎テキスト(3冊あります)から始めます。
基礎テキストが終わるまでに2ケタの足し算や引き算(5口)できるようになっています。
しかし検定を受けるためにはそれだけではダメです。
かけ算九九を覚えないといけないのです。
かけ算九九は小学校2年生後半に学校で習います。
そういう意味では小学3年生以上のお子様は断然有利になります。
幼稚園生や小学低学年の子たちは、自宅やそろばん教室の中でかけ算九九を覚えていく必要があります。
かけ算九九を覚えるまでは検定挑戦することはできません。
かけ算九九を覚えた後は…どんな状況になったら珠算検定受けれる?
九九を覚えた後は、スピードと正答率の状況を見ます。
珠算検定は各種目10分、6割以上の正答率で合格となります。
※珠算6級以上は7割以上、珠算1級は8割以上で合格です。
授業の中で時間を計って問題をとき、採点、状況を毎回確認します。
時間内にほとんど問題をとき終え、正答率も高い→検定挑戦できる目安👀
そうした中で先生の方から「検定受けてみようか?」という声をかけていきます。
あくまで私の場合ですが、どんな小さな子でも子どもに最初に検定の話をします。
そして、子ども自身に検定を受けるか受けないか決めてもらうようにしています。
ときどき、「お母さんに聞いてみる」という返事をする子がいるので「あなたはどうしたいの?」と確認します。
自分の意志で決定をすることで今後の行動や結果に対する意識が変わるからです。
その後、保護者の方へ案内するようにしています。
実録:そろばんをはじめてどれくらいで検定をうけることができるの?
そろばんを習い始めて検定を受けるまで、具体的にどれくらいの時間がかかるのでしょうか。
これは当然ですが、年齢、週回数、自宅練習時間、性格など様々な要因があるので一般論ではいえません。
ただ1つ絶対言えるのは、そろばんは練習量がしっかり確保すると必ず上達すること。
その前提でわが子のデータを紹介します。1つの情報として参考にしてください。
※長女(小3)次女(小1)三女(年中)の8月から3人同時にスタート、週3~4回通塾・自宅練習有;そろばん漬けの毎日でしたので、比較的進級は早いです。
9級合格年月 | かかった月 | |
長女 | 小学3年生・10月 | 2ヶ月 |
次女 | 小学1年生・11月 | 3ヶ月 |
三女 | 年中・3月 | 8ヶ月 |
まとめ
✔初検定はかけ算と見取算の2種目で、時間内に6割以上の点数を取れば合格します。
✔かけ算九九を覚えていないと受検できないので、学校で九九を習っている小学3年生以上が断然有利。
✔検定までどれくらいかかるかは個人差が大きいです。
✔しかし、そろばんはしっかりとた練習量が確保できれば必ず上達するので、早い段階で受検することも可能です。
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