高校生の今から始める大学入試対策〜今から始める!親と子でできる、合格のための第一歩〜

「うちの子、大学受験って何から始めればいいの?」そんな不安を抱えていませんか?

「高校生になったけど、まだ受験なんて先の話だと思っている…」 「周りの子はもう塾に通ってるみたいで焦る…」 「そもそも大学受験って、親は何をサポートすればいいの?」

もしあなたがこんな風に感じているなら、実はとても良いタイミングです。今この瞬間から動き始めるご家庭こそが、受験で圧倒的に有利になるからです。

塾講師経験と、昨年娘の大学受験を経験した私が、高校1年生から段階的に取り組める大学受験対策の全体像をお伝えします。「何をすればいいかわからない」状態から、「今やるべきことが明確になった」状態へと変わっていただけるはずです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶


高校1年生:「知る」ことから始める受験の土台づくり

なぜ高1から始めるのが効果的なのか?

高校1年生の段階では、まだ受験への切迫感がないのが普通です。だからこそ、この時期に正しい情報を得ておくことが、後々の大きなアドバンテージになります。

多くの保護者が「まだ早い」と思いがちですが、実は高1の過ごし方で、高3になったときの選択肢が大きく変わるのです。

高校1年生で取り組むべき3つのポイント

1. 大学受験の全体像を親子で共有する

  • 共通テストと私立大学入試の違い
  • 推薦入試(学校推薦型・総合型選抜)の基本的な仕組み
  • 文理選択の重要性を理解する

2. 文理選択は人生を左右する重要な決断 多くの高校では2年生に上がるタイミングで文理選択を行います。この選択は将来の学部・学科、そして職業選択に直結する非常に重要な決断です。高1のうちから以下を検討しておきましょう:

  • 将来就きたい職業と必要な学問分野の関係
  • 理系・文系それぞれの大学受験科目の違い
  • 国公立大学と私立大学で求められる科目の違い

3. 定期テストの重要性を理解する 推薦入試を狙う場合、高1からの成績(評定平均)が重要になります。「定期テストは大学受験に関係ない」と考えがちですが、実は推薦入試の可能性を広げる重要な要素です。

4. 大学という場所を具体的にイメージする オープンキャンパスに参加したり、大学のパンフレットを見たりすることで、漠然とした「大学」が具体的な目標に変わります。

5. 教育資金の準備を始める 大学受験・進学には想像以上の費用がかかります。受験料、入学金、授業料、生活費など、進路によって大きく変わるため、早めの資金計画が重要です:

  • 国公立大学と私立大学の費用差
  • 自宅通学と一人暮らしのコスト比較
  • 奨学金制度の種類と申請条件
  • 教育ローンの金利や返済条件

高校1年生の保護者ができるサポート

  • (可能であれば)月1回の進路(これからのことについて)話し合うタイムを設ける
  • オープンキャンパス情報を一緒にチェック
  • 定期テストの結果を一緒に振り返る習慣をつける
  • 教育資金の情報収集を始める(奨学金制度の調査、教育ローンの比較など)

おすすめリソース:


高校2年生:本格的な受験対策スタート時期

高2が「勝負の年」と言われる理由

高校2年生は、受験勉強を本格的に始める最適なタイミングです。この時期から動き始めることで、高3になったときに余裕を持って志望校対策に集中できます。

高校2年生で取り組むべき4つのポイント

1. 志望校の具体的な絞り込み

  • 第1志望〜第3志望まで具体的に決める
  • 各大学の入試方式を調べる
  • 必要な偏差値と現在の実力のギャップを把握する
  • 国公立大学志望か私立大学志望かを明確にする

2. 模試結果の変化に注目する 高2の11月頃から模試に理科・社会が加わり、より具体的で現実的な判定が出るようになります。この時期の模試結果は志望校選択の重要な指標となるため、以下の点に注意が必要です:

  • 5教科での総合判定を重視する
  • 苦手科目が明確になるため、対策の優先順位をつける
  • 志望校の入試科目と自分の得意科目のマッチング確認

3. 本格的な受験勉強のスタート

  • 苦手科目の克服に取り組む
  • 模試の結果を分析し、学習計画を立てる
  • 夏期講習や冬期講習を活用する

4. 塾・予備校・オンライン教材の検討 統計的に、高2の夏〜冬にかけて塾や予備校を検討する家庭が急増します。お子さんの学習スタイルに合った環境を選ぶことが重要です。

5. 推薦入試の可能性を具体的に検討 評定平均や課外活動の実績を整理し、推薦入試の可能性を現実的に判断します。

6. 教育費の具体的な準備 志望校が明確になったら、必要な教育費を具体的に計算し、資金準備を本格化させます:

  • 受験料(1校あたり3〜4万円×受験校数)
  • 入学金・授業料の詳細な調査
  • 奨学金申請の準備(高3の春に申請開始)

高校2年生の保護者ができるサポート

  • 学習環境の整備(静かな勉強スペース、参考書の購入など)
  • 模試の結果を一緒に分析する
  • 塾や予備校の情報収集・体験授業への同行
  • 奨学金申請の準備(必要書類の確認、家計状況の整理)
  • 教育ローンの比較検討(金利、返済条件、審査基準の調査)

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高校3年生:親の冷静なサポートが合格の鍵

高3生の保護者に求められる役割

高校3年生になると、お子さんは不安とプレッシャーでいっぱいになります。この時期の保護者は、**「冷静なナビゲーター」**としての役割が重要になります。

高校3年生で取り組むべき3つのポイント

1. 出願戦略の組み立て

  • 入試日程の把握と併願校の選定
  • 推薦入試と一般入試の両方を視野に入れた戦略
  • 受験料や交通費などの費用計画

2. メンタルサポートの充実

  • 適度なプレッシャーと過度な期待のバランス
  • 体調管理のサポート
  • 前向きな声かけの継続

3. 最後の追い込み対策

  • 過去問演習のスケジュール管理
  • 小論文や面接対策(推薦入試の場合)
  • 当日の持ち物チェックリスト作成

高校3年生の保護者ができるサポート

  • 入試カレンダーの作成(出願締切、試験日、発表日の可視化)
  • 受験料の準備と送金手続きのサポート
  • 宿泊が必要な場合のホテル予約

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まとめ:親だからこそできるサポートがある

大学受験は、お子さん一人だけでは乗り越えられない大きな挑戦です。保護者の適切なサポートがあることで、お子さんの可能性は大きく広がります

重要なのは、「何をすればいいかわからない」状態から脱却し、今できることから一歩ずつ始めることです。

  • 高校1年生:情報収集と基礎固め
  • 高校2年生:本格的な受験勉強のスタート
  • 高校3年生:戦略的なサポートと精神的な支え

どの段階からでも始められますが、早く始めることで見える世界が確実に変わります

まずは今日、お子さんと「大学受験について話してみる」ことから始めてみませんか?その一歩が、お子さんの未来を大きく変える第一歩になるはずです。


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