算数好きに育てる親子の会話
算数は好きと嫌い、
得意と苦手がはっきりする科目です。
この記事では、算数好きに育てる親子の会話について書いています。
学生時代、算数が得意だったという方も、
結構キライだったという方も、
どっちでも大丈夫😊。
なぜなら小学校の算数は日常生活のことがほとんど。
日常のことを、少しかみくだいてやさしめに子どもとの会話に入れていけばいいだけです。
ぜひ意識して取り入れていただければいいなと思います。
小学校の算数、習う内容は日常生活のこと
中学校以上で習う数学になると、抽象的な内容が多くなります。
しかし、小学校で習う算数は日常生活そのもの。
日常生活で使えることがたくさんあります。
単元とそこで出てくるフレーズを紹介していきます。
割合・百分率(% )
小学5年生で習います。
混乱する子続出の単元。
[もとにする量・くらべる量・割合]という言葉で関係性をつかみます。
言葉もたくさん出てくるので難しいと感じる子が多い単元です。
ここで出てくるフレーズで日常使いするものは、
半額・50%オフ・3割引・1.5倍・100%還元・20%増量・・・など
主婦が大好きなフレーズばっかりです。
この言葉を見かけたら、そのお得度を子どもに熱弁します。
「この洋服、半額だって!2000円の半分の値段で買えるってことなんだよ😍」
「3割引ってことは、0.7かけたら何円か分かるよ😍」
「100グラムの20%増量ってどれぐらい増えたってことかというと・・・😍」
こういうことを子どもにどんどん話していきます。
単元を習う前は説明してあげて、習った後はクイズ形式で。
とにかく日常的にこうした会話することで、学校の授業で聞いた内容が子どもに入りやすく・残りやすくなります。
速さ
数年前まで6年で出てましたが、最近は5年生で習う単元。
[道のり・時間・速さ]の関係で解きます。
パターンがあるので覚えてしまえばつかみやすい単元。
でも、数量感覚がないとビックリ回答で間違うことも。
車や電車に乗った時や、マラソンや陸上競技を見てるときはチャンス
「この速さで〇㎞走ったら、どれくらいでつくと思う?」
「1分間に〇mの速さで歩いたら、1時間後どこくらいまでいってるかな」などなど。
こんな会話を普段からしていくと、
例えば 3000mを時速3㎞で歩くと、かかる時間は何時間でしょう?
3000÷3=1000 答え1000時間😶‼
というような、ビックリする数を答えとして書くことはなくなると思います。
3000m=3㎞なので、単位をそろえて式を立てます。
3÷3=1 答え1時間
が正解です。
大人の感覚だとツッコミたくなるようなビックリ回答ですが、実にたくさん見かける回答です。
分数
小学2年生で初めて登場
その後、通分・約分・足し算・ひき算・かけ算・わり算・小数との大小比較など
学年が上がるごとに難易度アップで登場します。
ケーキやみかんなどの丸いものを切る時だけでなく、ロールケーキやリボンを切る時は分数の考え方を伝えるのにピッタリ。
「6個に分けた2つ分ってどの部分?」
「これをちょうど半分することを2分の1にするっていうよ」
「今ちょうど3分の1時間が過ぎた」
「宿題は全体のどれくらい終わってる?」などなど。
みたいな会話をすることで、分数の大きさや感覚をつかんでいきます。
時計・時間
(おそらく)小学校1年生くらいから時計の読み方は出てきます。
午前・午後の言葉や何時間後、何時間前のような内容は小学2年生で登場します。
小学校の時計はどの教室もアナログ時計なので、できれば家でもアナログ時計の方が時計になれるのははやいです。
時計・時間は一番日常で使いやすい内容。
「〇時になったらお出かけするよ」
「あと〇分後にテレビを消します」
「〇時まであと〇時間あるね」などなど。
日常的にそういう会話ができていると、
ママがいつもクイズで出す問題が、宿題プリントに出てるなんてことも。
低学年のうちにそんな状況がつくれていると、算数がちょっと楽しくなりますよね。
その他
お米を買ったときに「5㎏ってこれくらいの重さだよ」
「お風呂のお湯は180リットルだから、牛乳1リットルが180本分いれたのと同じ量」
「1円玉は1グラム、1000個あったら1000円になるし、重さは1㎏になる」
「3分待つには何秒数えればいい?」
「ママは四捨五入したらアラサー?アラフォーどっちでしょうか?」などなど。
日常会話の中に、ちょっとずつ単位の変換や数量感覚を伝えていくようにします。
そうすることで、子どもが
算数=勉強ではなく
算数=日常生活
という感覚が生まれてくることがとても大切です。
ちゃんと分かるように説明しなきゃ、ということではなく
ちょっと意識して会話の中に入れていく。
それだけで効果は絶大ですよ。
ぜひ実践してみてください😊
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