3人娘の母(歴19年)×元教室長が教える、新学期に子供が自ら動き出す魔法。大切なのは「何を言うか」ではありませんでした
新学期、「早くしなさい!」が増えていませんか?
新しいクラス、新しい環境。親としては「今年こそは自分から勉強してほしい」「しっかりしてほしい」と期待が膨らむ時期ですよね。
でも、現実はどうでしょう。 「宿題やったの?」「早く準備しなさい!」 気づけば毎日、小言ばかり。子供の顔はどんどん曇り、やる気はどこへやら…。
私はこれまで、幼児教室から小学校、そして塾の教室長として11年、のべ数千人の子供たちと向き合ってきました。そして家庭では、3人の娘を育て、長女は大学生になりました。
現場と家庭、その両方で20年以上子供たちを見続けてきて、確信を持って言えることがあります。
子供のやる気を引き出すのは、「何を言うか」というテクニックではありません。 実は、もっと根本的な「ある姿勢」がすべてを決めているのです。
1. 「魔法の言葉」が届くための絶対条件
よく「子供をやる気にさせるフレーズ」という特集を見かけますが、実は同じ言葉を言っても、子供が動く場合と、全く無視される場合があります。
その違いは、「誰に言われるか」。
先生としての言葉が届くのも、親としての願いが届くのも、その根底に**「信頼関係」という土台があってこそ。そして、その土台を作るのは、親から子への「尊敬」**です。
「子供を尊敬するなんて…」と思うかもしれません。 でも、アドラー心理学ではこう説かれています。
「尊敬」とは、その人を、ありのままに認める力である。
子供を一人の意思を持った人間として信頼し、今の姿を丸ごと認める。 「尊敬される親」になろうとする前に、まずこちらから「子供を尊敬する」。 この順番を間違えないことが、最大の魔法になります。
2. やる気を削ぐ最大の「NG姿勢」とは?
新学期、親がついやってしまう最大のNG。それは「関わりすぎ・手出しすぎ」です。
「忘れ物はない?」「テストの範囲は?」 これらは一見、親切に見えますが、子供にとっては「お前は信頼できないから、私が管理する」というメッセージとして届いてしまいます。
操作しようとすればするほど、子供は反発し、自立の芽を摘んでしまいます。 「変わるかどうかを決めるのは、子供自身」。 私たちはきっかけを渡すことはできても、無理に変えることはできないのです。
3. 信頼関係を築く「はじめの一歩」
では、具体的にどうすればいいのか。 まずは、子供の「関心事」に関心を寄せることから始めてみてください。
子供が夢中になっているゲーム、好きなキャラクター、こだわっていること。 「そんなことより勉強しなさい」と言いたくなる気持ちをグッと抑えて、まずはその子の世界を一緒に楽しんでみる。
「共感」なくして「尊敬」は生まれず、「尊敬」なくして「言葉」は届きません。 心の距離が縮まれば、あなたが「ダメなものはダメ」と伝える時も、それは「拒絶」ではなく「期待と信頼」として子供に届くようになります。
4. 大人が一度は読んでおくべき「心のバイブル」
この「尊敬と信頼」の考え方を深く学ぶために、私が人生で何度も読み返し、教育現場でも指針にしてきた本をご紹介します。
特に新学期、親子関係に悩みそうになった時、これらの本はあなたの心を必ず軽くしてくれます。
- 嫌われる勇気 / 幸せになる勇気 アドラー心理学の真髄。対人関係の悩みを根本から解決するヒントが詰まっています。
- 新編 教えるということ(大村はま) 教育に携わる人、子供を持つすべての人に読んでほしい名著。子供を「一人の人間」として見つめる眼差しを学べます。
まとめ:完璧を目指さない、賢い選択を
新学期、完璧な親である必要はありません。 大切なのは、子供を操作することではなく、「信頼して見守る」こと。
あなたが子供を尊敬し、ありのままを認めたとき、子供は自分から動き出します。 「心の余白」を持って、新しい季節を一緒に楽しんでいきましょう。
\ 共通テスト当日の今、親ができること /
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