豆柴との3年間リアル体験談 想像以上に大変!?でも幸せいっぱい!子育て世代が犬と暮らして感じたこと

わが家には白い豆柴がいます。

僕のことです
「犬との暮らしって、憧れるけど実際どうなんだろう…?」 「豆柴って可愛いけど、飼うのは大変って聞くし…」
ワンちゃんがいる生活に憧れを抱きつつも、一歩踏み出せないでいるあなたへ。 この記事では、我が家にやってきた豆柴の「マル(仮名)」との3年間のリアルな体験談を、包み隠さずお届けします。
何を隠そう、私たち家族にとってマルは初めてのワンコ。可愛い姿に惹かれてお迎えしたものの、想像していた以上に大変なこともたくさんありました。でも、それ以上にたくさんの幸せと学びをもらっているのも事実です。
「これから犬を飼おうかな」「豆柴(柴犬)に興味があるんだけど、実際どうなの?」と思っているあなたへ。 これは、動物の専門家ではない、ごく普通の家族と1匹のワンコの物語です。あくまで一つの体験談として、あなたのワンコライフの参考に、そして「読んでよかったな」と思っていただけたら嬉しいです。
我が家のアイドル「マル(仮名)」のプロフィール
マル(仮名)
2020.9.11生→現在3歳
男の子
柴犬(豆柴犬)
体重6㎏後半
性格:人が大好き!甘えん坊で、ちょっぴりビビり。でも、食いしん坊でわがままな一面も(笑)


想像以上に手がかかる!?マルとの生活で「正直、大変だなぁ…」と感じること
可愛いマルとの生活。もちろん楽しいことばかりではありません。むしろ、「こんなはずじゃなかった…」と頭を抱えたことも一度や二度では…(遠い目)。
毎日の散歩という名のミッション:雨ニモマケズ、風ニモマケズ…
運動がもともと得意な方ではない私。ウォーキングに挑戦しては三日坊主…なんてこともザラでした。 でも、マルが我が家に来てからは、そんな甘えは一切通用しません!
「今日は寒いから…」「昨日は飲み会でちょっと二日酔い…」「なんだか気分が乗らないなぁ…」 なーんて言い訳は、マルには全く効果なし!
実はマル、生後半年くらいで去勢手術をした頃から、トイレは完全に外派になりました。家の中にトイレシートを敷いていても、断固として家ではしないんです(涙)。 そのため、朝の本格的な散歩(大・小両方)に加え、昼・夕方・夜の軽いトイレ散歩が必須の日課に。
時間になると、どんな日であろうと「キュンキュン…(散歩、まだ?)」と切なげな声で訴えかけてきます。吠えるというより、本当に「泣く」んです。そんな声を聞いたら、もう行くしかありませんよね。
もちろん、家族がいる時は交代制です。でも、なぜかみんな、あの手この手で散歩から逃れようとするんですよね(笑)。じゃんけんで負けた時の絶望感といったら…!休日に散歩に行った人は、その日一日「私、朝から散歩行ったから😏」と、謎の優越感に浸れるという特典付きです。

一番つらかったのは、マルがお腹を壊した時。これまで数回経験しましたが、夜中に何度もトイレで起こされるのは本当に堪えました。真夜中の2時、3時に懐中電灯を片手に、真っ暗な夜道をマルとダッシュ…なんてことも。そんな時に限って、夫は年に数えるほどしかない出張中だったりするんですよね(苦笑)。まるで、赤ちゃんの夜泣き対応が再び始まったかのようでした。

お出かけ・旅行のハードルが爆上がり!気軽に「ちょっとそこまで」が難しい…
マルは1日4回に分けてご飯を食べています。ごはんが大大大好きで、ガツガツと勢いよく食べるマル。そのせいか、ちょっと太りやすい体質でもあるようで、動物病院の先生からのアドバイスで、1回のご飯の量を減らして回数を増やすことにしました。
そうなると、日中のお出かけも気が気じゃありません。「あー、マルお腹空かせてないかな…」「吠えてご近所に迷惑かけてないかな…」と、ついつい心配になってしまいます。
もちろん、泊りがけの旅行や帰省となると、さらにハードルが上がります。事前にペットホテルや預かってくれる友人を探したり、一緒に行ける場所をリサーチしたり…。昔のように「明日、急に思い立って温泉行っちゃう?」なんてことは、夢のまた夢になりました。パッとお出かけ、という気軽さがなくなったのは、正直ちょっと寂しい変化です。

抜け毛との終わりなき戦い:年中、換毛期ってホント…?
柴犬は「ダブルコート」と呼ばれる犬種で、春と秋に大量の毛が抜ける「換毛期」があります。これは、下毛(アンダーコート)と呼ばれる、寒さから体を守るためのふわふわの毛がごっそり生え変わるためです。
ダブルコートの犬種
チワワ・ダックスフンド・ポメラニアン・フレンチブルドッグ・シーズー・ラブラドールレトリバー・ゴールデンレトレバー・柴犬・秋田犬など
「換毛期」…頭では理解しているんです。確かに、春と秋の抜け毛は尋常ではありません。ブラッシングをすればするほど毛が舞い、まるで雪でも降っているかのよう。
でも、それ以外の時期も、まぁまぁ抜けるんですよね。「あれ?マルって年中換毛期だったっけ?」と本気で思うくらい。
黒系の服の時はコロコロ必須、
掃除機はいちばん吸引力が強いダイソンへ、
そして掃除機1日さぼると毛だまりが舞うフローリング、
洗濯機・車の中・冷蔵庫・かばんの中からもマルの毛が検出。
この部屋には来てないはずなのに、誰かがくっつけてきたであろうマルの毛😶があちこちあります。 以前は家族(特に女子チーム)の長い髪の毛が気になっていましたが、マルが来てからは、もっぱらマルの白い毛との戦いです。 (今のところ我が家は大丈夫ですが、呼吸器系が弱い方は症状が悪化することもあるそうなので、注意が必要かもしれません。)
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でも、やっぱり最高!マルが我が家に来てくれて「本当によかった!」と感じること
ここまで大変なことばかり書いてしまいましたが、もちろん、それを補って余りあるほど「マルがいてくれてよかった!」と思うことがたくさんあります。
言葉にならない癒やしパワーは絶大!家族の笑顔の中心に
何と言っても、マルはとにかく可愛い!この一言に尽きます。 気持ちよさそうに寝ている姿、へそ天でくつろいでいる姿、思いっきり背伸びをする姿、大きなくしゃみをする姿…。ワンコを飼うまで、犬にこんなにもたくさんの仕草や表情があるなんて知りませんでした。
今では、吠え方やちょっとした行動で「あ、お腹すいたのね」「かまってほしいのかな?」と、マルが何を言いたいのか何となく分かる時もあります(もちろん、全然分からない時も多々ありますが…それはまるで、子育てと同じですね!)。
抜け毛問題は確かに悩ましいですが、それでもやっぱり、あのふわふわもこもこの毛を撫でている時間は至福のひととき。柔らかくて温かいマルに触れていると、日々の疲れやストレスがスーッと溶けていくようです。
これは子どもたちも同じようで、学校で何か嫌なことがあった日も、マルとじゃれ合っているうちに笑顔になっていることがよくあります。マルがいることで、確実に家族の会話が増え、家の中に笑い声が響く時間が増えました。
実は、うちの子どもたちはもともと犬だけでなく動物や虫全般がちょっと苦手でした。でも、マルが家族の一員になってからは、他のワンちゃんや動物たちとの距離もぐっと縮まり、優しく接することができるようになったのは大きな変化です。 もちろん、毎日のお散歩やご飯の準備を通して、生き物を「育てる」ことの大変さや責任感も、身をもって感じているようです。

マルが教えてくれた新しい世界:広がる視野とコミュニケーション
マルが来るまで、当然ですが動物病院に行ったこともなければ、ペットショップにご飯やおやつ、おもちゃを探しに行くこともありませんでした。トリミングのお店も、ドッグランも、ワンコ連れOKのカフェも、すべてマルが私たちに教えてくれた新しい世界です。
ちょっぴり人見知りな私ですが、お散歩でよく会うワンコの飼い主さんとは自然と挨拶を交わし、立ち話をするようになりました。マルを連れていると、見知らぬ方から「可愛いわねぇ」と声をかけられることも日常茶飯事。マルが、人と人との繋がりを広げてくれているのを感じます。
また、動物虐待のニュースや保護犬・保護猫の問題など、これまでどこか他人事だった動物に関する様々な出来事にも、自然と関心が向くようになりました。マルが、私たちの視野をぐっと広げてくれたのです。
豆柴との3年間を振り返って思うこと~「なんとかなる!」の精神で乗り越えてきた日々~
思い返せば、豆柴を飼うと決めてから、何冊か本を買って犬の育て方やしつけについて勉強しました。
私のワンコデビューのバイブルです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
マルが我が家に来て半年くらいの頃には、しつけ教室にも通いました。その時のトレーナーさんから「柴犬は、初めて犬を飼う人にとっては少し難易度が高めで、しつけも根気がいる犬種ですよ」と言われたのを覚えています。
確かに、しつけをちゃんとしようと頑張っていた時期は、「ワンコを飼うのって、こんなに大変なの…?」という気持ちが強かったです。正直、「もしかして、飼ったことを後悔してる…?」なんて弱気になったこともありました。
そんな時、マルがひどくお腹を壊してしまったんです。数日間、夜も眠れず看病する中で、「とにかく元気にさえなってくれれば、もうそれでいい!」と心から思いました。それがきっかけで、あれほど躍起になっていたしつけ教室もやめ、私も肩の力を抜くことにしたんです。
今でも、マルは抱っこすると大暴れして嫌がるし、ピンポーンというチャイムの音には渾身の力で吠えまくります。お散歩の時はグイグイと前を歩きたがるし、気持ちよく寝ているのを邪魔しようものなら「ウゥーッ」と唸って本気で噛みそうな勢いの時もあります。
他のワンちゃんを知らないので何とも言えませんが、もしかしたらマルは、プロの目から見たら「ちゃんとしつけができていないワンコ」なのかもしれません。
でも、人に噛みついたり、他のワンちゃんに執拗に吠え続けたりといった、いわゆる「人に迷惑をかける」行動はしないのであれば、もうそれで十分かな、と。少しくらいわがままでも、甘えん坊でも、それがマルの個性。私たち家族は、そんなマルが大好きです。大変なこともたくさんあるけれど、それ以上にマルがいてくれてよかったと思うことの方が何倍も、何十倍も大きい。これが、豆柴を飼って3年目のリアルな感想です。
犬との生活は、決して楽なことばかりではありません。でも、大変さも全部ひっくるめて、私たちの人生を何倍も豊かに、そしてカラフルにしてくれている。そんな風に感じています。まさに、「なんとかなる!」の連続ですが、それもまた楽しい毎日です。

まとめ:これから犬を飼おうと思っているあなたへ
豆柴との3年間の生活、いかがでしたでしょうか?
犬を家族に迎えるということは、大きな喜びと同時に、大きな責任も伴います。毎日の散歩、食事の世話、しつけ、病気やケガの心配、そして金銭的な負担も決して小さくはありません。可愛いから、癒されそうだから、という気持ちだけで安易に飼い始めてしまうと、後で「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまうかもしれません。
でも、大変なことがあるからこそ、それを乗り越えた時の喜びや絆は、何物にも代えがたいものになります。犬との生活は、私たちにたくさんの笑顔と、かけがえのない時間、そして新しい世界を見せてくれます。
もしあなたが今、犬を飼うことを考えているなら、ぜひ色々な情報を集めてみてください。本を読んだり、実際に飼っている人の話を聞いたりするのも良いでしょう。そして、大変なことも含めてすべてを受け入れる覚悟ができたなら、きっと素晴らしいワンコライフが待っているはずです。
この記事が、あなたの「一歩」を後押しする、ささやかなきっかけになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
柴犬への愛情たっぷり、大好きな本です( ˘͈ ᵕ ˘͈ )
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