桃太郎電鉄10年以上プレイが春休みの宿題 桃鉄と教育の関係

子どもたちは春休み。

その春休みの宿題として学校から出されたゲームの宿題が話題になっています。

※可能な人のみ
桃太郎電鉄を10年以上プレイする👀

X投稿より引用

この記事では桃太郎電鉄10年以上ってどれくらいなのか、またなぜゲームが宿題として出されるのかということについて書いています。

桃鉄を全く知らない方は、Xの投稿内容にギョッとしたのではないでしょうか。
ぜひ参考にしてください。

桃太郎電鉄の10年は3時間

桃太郎電鉄は対戦方法がいろいろあります。

以下は『ひとりで桃鉄』でゲームをしたと想定した場合の大まかな所要時間です。

桃鉄 所要時間

所要時間早見表

年数所要時間
1年18分
3年54分
5年1時間30分
10年3時間
30年9時間
50年15時間
100年30時間
桃鉄スイッチ攻略より引用

つまり学校から出された春休みの宿題の『桃太郎電鉄10年以上プレイする』=『3時間以上する』ということです。

2023年11月「桃鉄電鉄ワールド」地球は希望で回っているが発売されました。

累計販売本数350万本を突破した人気作 桃太郎電鉄~昭和 平成 令和も定番!~に続く、シリーズ最新作になります。

1988年に第1作目が登場して以来、30年以上にわたって親しまれてきた「桃鉄」シリーズ。
桃太郎電鉄のゲームをしたことがある人からは、地理の知識が増える、歴史にも興味がもてる、という感想も多く聞かれます。

そしてこの桃太郎電鉄、教育現場で教材として使われています。

maru

ゲームが教材?!

それなら宿題に出るのもわかります!

もしかするとすでにお子さんは授業を受けているかもしれません。

エデュテインメントという新しい教育のかたちが広がっています。

桃太郎電鉄の教育バージョン

maru

授業中ゲームするの?

そんな風に驚く方も多いかもしれません。

学校で導入されている桃鉄は教育版です。
といってもほぼ桃鉄そのまま。

教育版、通常版とちがうとこは大きく2つ

貧乏神とスリの銀二が出てこないこと
貧乏神:プレーヤーに取りつくおじゃまキャラクター。物件を勝手に売ったり、カード(桃鉄におけるお助けアイテム)を割高で買わせたりする厄介な存在。さらに凶悪なキングボンビーに進化することも
スリの銀二:シリーズを通して登場するおじゃまキャラクター。ランダムに遭遇し、プレーヤーの所持金を奪う

カリキュラムに合わせやすいよう地域を限定していること

この「桃鉄 教育版」は申請すれば無償で提供されています。

教育版を制作したコナミデジタルエンタテインメントによると、2023年7月時点で、全国の小中学校や特別支援学校など4000校以上の学校から利用申請が出されているそうです。

追記;現在導入校は全国で合計7000校以上。 
このうち小学校はおよそ4000校で、これは全国の小学校のおよそ20%に相当します。
自治体や教育委員会からの申込みは、75団体になります。

子どもたちが大好きなゲーム。
それを学校で遊びながら学ぶことができる、こんな楽しい授業子どもたちが嫌がるわけありませんよね。

実際、すでに導入している学校からは

「生徒が自ら楽しんで学ぶようになった」「不登校生徒が登校するきっかけになった」といういい変化があるようです。

これからますます広がりを見せそうです。

桃太郎電鉄はエデュテインメント

桃鉄 教育版のように、娯楽を学びの入り口にするエデュテインメントという手法はさまざまな形で広がっています。

エデュテインメントは子どもの学ぶ意欲をかきたてると注目を集めています。

エデュテインメントとは

教育(Education)と娯楽(Entertainment)を掛け合わせて作られた造語です。


娯楽でありながら娯楽と関係のない分野の教育として機能するエンターテインメントのこと

桃鉄 教育版は日本のエデュテインメントの第一人者である小学校教諭の正頭英和(しょうとう・ひでかず)先生と、「桃鉄」シリーズの現在の販売元であるコナミデジタルエンタテインメントがタッグを組んで生み出されました。

正頭英和(しょうとう・ひでかず)先生

立命館小学校 主幹教諭/ICT教育部長。
1983年大阪府生まれ。
京都市公立中学校、立命館中学校・高等学校を経て現職。
「英語」に加えて「ICT科」の授業も担当。
2019年、「教育界のノーベル賞」と呼ばれる「Global Teacher Prize(グローバル・ティーチャー賞)」トップ10に、世界約150ヵ国・約3万人の中から、日本人小学校教員初で選出される。

ゲーム「マインクラフト」を用いた独創的な授業が評価される


AI時代・グローバル時代の教育をテーマにした講演も多数

正頭先生はα(アルファ)世代の新学習法が「エデュテインメント」と話されています。

α(アルファ)世代とは、2010年代序盤から2020年代中盤にかけて生まれた世代です。
Z世代(1996-2012年ごろに生まれた若い世代)の次の主役がα(アルファ)世代

maru

α世代:年中さんくらいから小学6年生くらいの子どもたちを指しますね。

α(アルファ)世代

生まれた時からスマートフォンやタブレットなどのデジタル機器が存在し、インターネットやSNSの利用は当たり前の世界。
親の世代はデジタルリテラシーが高いため、デジタル教育に抵抗がありません。

こうした親の影響からも、デジタル教育を受けやすい世代という特徴があります。

このような特徴を持つ子どもたちが、桃鉄 教育版というエデュテインメントと非常に相性がいいのかもしれません。

ゲームで遊んでると思ったら宿題をやってた!

遊びながら学べるというスタイル、エデュテインメント。
今後ますます広がる予感がします。

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