節分のちょっと深い話
2024年の節分は2月3日(土)
恵方巻を食べる方角は東北東です。
さて、節分の日に「恵方巻を食べる」ということが随分ポピュラーになっています。
でも私の幼少期ころ(今から30年ほど前)はそういった習慣は全くありませんでした。
地域性もあるかもしれませんが、今のように全国区の話ではなかったように思います。
どちらかといえば節分=豆まき
幼稚園はもちろん、小学校でも豆まきの行事がありました。
楽しい思い出の1つです😊
この記事では「節分のちょっと深い話」について書いています。
出てくるワードをどんどん掘り下げていったので、思いのほか深い内容?かもしれません。
意外に知らない節分あれこれ。
この記事を読むときっと誰かに話したくなるはずです😊
節分は2月3日じゃない年もある
2024年の節分は2月3日です。
でも、2月3日じゃない年もあります。
節分は
立春の前日と定められています。
立春は年によって変わることがあるため、節分が2月2日や2月4日になる場合もあります。
※ちなみに2025年は2月2日が節分になります。
立春って?
二十四節気(にじゅうしせっき)の1つです。
春の始まりを表します。
二十四節気とは
二十四節気は太陽の通り道(黄道)を24等分したもの。
黄道を夏至と冬至で2等分し→さらに春分と秋分で4等分
→さらに4等分の中間に立春・立夏・立秋・立冬で8等分:これが八節
→さらに八節を3等分で24等分:これが二十四節気
節気と節気の間は約15日になります。
もっと深堀りすると‥
節分は「季節を分ける」という意味でもあります。
ということは、立夏・立秋・立冬の前日も節分ということになります。
厳密にいうと節分は年に4回あります。
それにしても2月の節分だけがメジャーすぎる。
4つの節分のうち、2月の節分が特に重んじられるのには理由があります。
ここには旧暦の考え方が関係します。
昔は春が新しい年の始まりとされていました。
旧暦の1月は現在の2月にあたり、新しい年へ切り替わる2月の節分が大切であると考えられたようです。
そういった理由から2月の節分は他の節分よりも重要な日とされています。
ところで、旧暦とは
旧暦は太陰太陽暦といって、月の満ち欠けを暦のベースとしたもの。
1年間は354日です。
※1年で11日少ないため約3年に1度閏月があり、その年は1年が13カ月になるようにしていました。
旧暦は1872年(明治時代)まで使われていました。
現在使われているのは、新暦は太陽暦(グレゴリオ暦)というもの。
太陽の動きをベースとしているため1年間は365日です。
※新暦は4年に1度閏年があります。
中秋の名月(十五夜)は旧暦の8月15日のお月見の風習からきてます。
新暦では秋ごろ。
2023年は9月29日が中秋の名月でした🌕
とってもきれいなお月さまでした✨
節分で豆をまくのはなぜ?
昔から”季節の変わり目は邪気が入りやすい”と考えられていました。
そのため新年を迎えるにあたり、邪気を祓い清め、1年間の無病息災を祈るために豆まきが行われます。
鬼は外!福は内!
なんで豆なの?
昔から日本には米・麦・ひえ・あわ・大豆などの五穀や、塩・砂などで邪気を祓ったり清めたりすることがありました。
中でも大豆は
・鬼毒を殺し、痛みを止める
・豆→魔目(まめ)を鬼の目にぶつけて摩滅(まめつ)する
・射る→炒る→炒り豆を使う
などなど。
いろんな説があるようです。
私の育ったところは炒り大豆で豆まきですが、主人は落花生をまくそうで
こちらも地域によって異なることもあるみたいです。
いかがでしたでしょうか。
節分を深く掘り下げてみました。
こうした日本ならではの行事を大切にしていきたいと思います。
▼節分終わったらバレンタイン💝
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