小学2年生の冬休み、かけ算九九を完璧に

冬休みに入りました。
クリスマスに大晦日、お正月と楽しい行事がたくさんのこの時期。

子どもたちも楽しく過ごしていると思います。

突然ですが小学2年生の子がいるパパ・ママに1つ確認してほしいことがあります。
お子さんはかけ算九九、完璧に覚えているでしょうか?

この記事では小学2年生(もしくはそれ以下の年齢の子)の親御さんに向けた記事になります。

かけ算九九を今の時期に覚えておくことの重要性と、覚え方のコツ、忘れない工夫などについて書いています。
よかったら参考にしてください。

1.小2の冬、学校では九九の勉強は終わってます。

小学2算数の重要単元の1つ、かけ算。
10月くらいからスタートし、冬休み前までには終了しています。

学校の授業では、まずはじめにかけ算の概念を習い、九九を覚えるという流れです。

概念というとちょっと難しいですが、なぜかけ算をするのか、かけ算の意味みたいなことです。

かけ算の概念

1つあたりの量 × いくつ分 =全体の量

例えば、
1箱3つ入りのチョコが5箱あるとチョコは全部でいくつになりますか?

3(1つあたりの量)× 5(いくつ分)=15(全体の量)

maru

「3+3+3+3+3=15 でもいいけど、かけ算を知ってる方が計算は簡単だよね」みたいな発想です。

この考え方が文章問題につながります。
ただ、このかけ算の文章問題に関しては『5×3=15だと不正解になる』のは正しいのか、間違いかの見解はたびたび議論になるところです。

小学校ではこういった概念(意味)を単元のはじめにきっちり抑えることが多いです。
いきなり公式を教えることはないです。

maru

教える側になって初めて「そういうことだったのか!」と思ったことが何度もあります。

2.九九はバラバラ・突然でも言えるように

かけ算の概念を押さえたら、いよいよ九九を覚えることに入ります。

早くからそろばんや公文をしていて九九を覚えている子はきっと教室に数名います。
そしてこの子たちは九九を覚えてることでヒーローになります。
数に興味があったり、数字に強い子も比較的短期間で覚えることができます。

何より子ども自身が「覚えたい」「覚えなきゃ」という気持ちのスイッチが入ったら覚えるのは早いです。

授業や宿題でかけ算九九ばっかりの時に、お家でも家族一丸となって取り組んだ方が速く覚えます。

わが家で九九を覚えるためにしたこと

①CDで九九の歌を流す(車の中も)
②九九表をお風呂・トイレにはる
③ごはんを食べてるときは九九クイズを出す
④寝る前に九九を言う(最初は表を見ながら→表なしで)

この時の最大のポイントは親子で楽しみながらやる!です。
ゲームみたいに取り組んでください。
間違っても笑顔で😊
楽しいと、子どもはノリノリで覚えていきます。

maru

まずはパパ・ママが楽しんで♪

九九は個人差はあってもほとんどの子が覚えることができます。

しかし、覚えることが苦手な子は本気で取り組まないと覚えません。
実際、6年生で九九を覚えていない子がいて本当に大変だったことがあります。


そして覚えたとしても、辛い、つまらない、苦しい覚え方をすると計算や算数がキライになる子も出てきます。
ポイントは楽しくです。

家の中が九九一色なったことで、わが家では下の子(当時年長さん)もかけ算九九を覚えました。
上の子と下の子が同時に覚える、これはよく聞く話で『歌や表が身近にある+楽しそう』だと、子どもはあっという間に覚えます。

最近はYouTubeにも九九の歌や覚え方が多数出ています。
また九九の問題がWeb上にたくさん出てたり、アプリもあります。
こういったものをうまく活用できればいいですね。

maru

子どもたちはIT機器を使うこと、大好きです♪

そして九九は順番で言えるようになったら、必ずバラバラ・突然聞いてもいえるようにしましょう。
▼そろばん教室の授業の中でもときどきする九九完璧かどうかの確認です▼
※九九を覚えたら検定に挑戦ができるので、検定前に確認をします。

例えば、
「6の段をバラバラで聞くよ」と言って質問→6×3は? 6×7は? 
これができてきたら・・・急に聞く→5×2? 3×8? 7×8?

「〇の段聞くよ」と予告することで子どもたちは心構えをして準備します。←第一段階
予告なしに突然 5×2? 3×8?などバラバラで九九を質問してみます。←第2段階

完全に覚えると、どんな場面でも答えることができるようになります。
逆に詰まる・答えるまでに時間がかかる様子だったら、もう少し練習が必要ということ。

九九を使いこなしていくために第2段階まで完璧に覚えることを目指しましょう。
ここまできて九九はようやく使える知識になります。

小学2年生の冬休みで、せめて第1段階まではできるようにしておきたいです。

3.忘れないようときどき反復

学校でかけ算九九を習った後は、その後ときどき確認してないと忘れてしまいます。
上の学年になると算数の授業で頻繁にかけ算を使うようになります。
しかし低学年は九九の出番はそう多くないです。

ときどき確認してあげないと、せっかく覚えたのに忘れたということになりかねません。
忘れるというよりあやふやになる、と言った方がいいかもしれません。

7×9=36になったり、7×6=48になったり誤答が増えるということです。

4.そろばんでは、かけ算のあとすぐわり算へ

そろばん教室では年齢・学年関係なく進みます。
そのため、園児でも小学1年生でも九九を覚えるようにしてます。

そして九九を覚え検定に合格したら、次はわり算へ入ります。
そろばんの場合、概念は全くしません。
単純に計算していきます。

それは学ぶ順番が逆なのでは?意味ないのでは?という意見もあるかもしれません。
しかし、少なくとも子どもたちを見ていてそれを問題と思ったことはありません。

九九を覚えてる、計算が速く出来ることで算数の授業に自信をもてることは間違いなくいい点です。

また、かけ算を覚えたらすぐわり算に入ることで九九を完璧に仕上げていくイメージです。

いかがでしたでしょうか。
年末年始は大人も忙しい時期ですが、家族で過ごす時間も多いと思います。

かけ算九九を冬休みに押さえておくことで、算数に自信が持てるはずです。

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